健康に良い成分を多く含む「沖縄スーパーフード」にはどんなものがあるの?

古くから沖縄に伝わる言葉の中で、ヌチグスイ(命薬)というキーワードがあります。
読んで字のごとく、食事に取り入れるとそれがそのまま薬となるくらい健康にもよく美味しい食材のことです。

沖縄ではこのヌチグスイ(命薬)の食文化が伝承されていて、豊かな食材を取り入れて健康を維持してきました。

沖縄には特にスーパーフードと呼ばれる食材がたくさんあります。
それらはヌチスグイ(命薬)に匹敵するほど、健康に効果的な成分の含まれたものばかりです。

どんな食材があるのか次の項目で見ていきましょう。

サトウキビ

お腹の調子を整え、腸内環境を清浄にする成分といえば「食物繊維」。
その食物繊維の豊富な食材といえば何が思い浮かびますか?
沖縄ではポピュラーな食べ物・サトウキビがあげられます。

サトウキビの絞ったカス、通称「バガス」にはたくさんの食物繊維が含まれており加工食品がたくさん生産されています。
整腸作用だけでなく、ぽっこりお腹の気になりだした方にはスリムになる取っ掛かりとしてサトウキビを摂取するといいでしょう。

また、肌荒れが気になる方は摂取するとお肌が綺麗になる嬉しい効果があるんです!
サトウキビを加工した「サトウキビご飯の素」もあるので、食事に取り入れてみましょう。

シークァーサー

みかんの仲間であり、沖縄では販売されているのをよく見かけるシークァーサー。
緑色の皮に黄色っぽい果実が特徴的です。

シーは「酸っぱい」・クワスは「食わし」の意味で、二つ掛け合わせて酸食わしという意味です。
沖縄の料理にレモンと同じアクセントをつける意味で使われることの多い食材で
「ノビレチン」という成分にガンを抑制する働きがあるため健康食品に加工されます。

もろみ酢

沖縄を代表する健康食材をいくつか挙げさせていただきましたが、中でもおすすめなのが「もろみ酢」です。
もろみ酢って一体何?という方のために解説しますと、麹(こうじ)の含まれたお酢のことをさします。

沖縄といえば泡盛ですが、泡盛を製造する中で生成された「カシジェー(酒粕)」が元気の源だということで沖縄では愛飲されてきました。

もろみ酢は泡盛を作るとき出る副産物として知られています。
「沖縄の女性の元気の源」と称されるもろみ酢には、たくさんのクエン酸を生み出す力があるのです。

クエン酸には疲れた体をリカバリーする力がある上に、美肌効果があったり血の巡りまで良くしてくれるなどいいことずくめです。
加えて体の中では作られることのないアミノ酸を取り入れることができるメリットもあります。

血肉や骨を生み出したり、丈夫にするには欠かせない成分であるアミノ酸が
もろみ酢には米酢のおよそ80億倍配合されています。

健康食材として指定されており、黒糖が入っているものが商品化されているので飲みやすいです。
冷やして飲むのもよし、炭酸やジュースと割って飲むのも美味しくいただけます。

健康食材で病気知らず!

いくつかの健康食材をピックアップしました。

サトウキビやシークァーサーのほか、疲れを取り払ってくれるもろみ酢と、沖縄ならではの食品は普段から生活に取り入れたいですね。

いつまでも健康であるために、試してみてはいかがでしょうか。