もろみ酢と黒酢の違いってなに?

健康志向が当たり前になっている昨今においてはサプリメントや健康食品を日常的に摂取されている方は多いですよね。

特に健康面や美容面に大きな効果を発揮する「酢」は今も昔も人気の食材でしょう。
そんな酢もあらゆる食材から作られているので、数多くの種類が流通しています。

中でも「もろみ酢」や「黒酢」は人気の高い酢です。
でももろみ酢と黒酢の違いって何?と疑問を抱いている人が多いのではないでしょうか。

そんなもろみ酢と黒酢の違いをご紹介します。

材料の違い

酢と呼ばれる物は根本的に材料を発酵させる事により作られます。
まずもろみ酢の材料となるのが米です。

もろみ酢は米から作られる沖縄の地酒「泡盛」の製造工程で作られる物を蒸留する事で作られています。
そして黒酢は米は米であっても、もち米から作られる酢です。
黒酢は香酢とも呼ばれている中国では生活に欠かせないものでしょう。

色の違い

酢と言えば無色透明ですが、もろみ酢や黒酢は異なる色合いです。
まずもろみ酢ですが、琥珀色のような茶色くも透き通るような美しい色合いで、黒酢は名前の通り、濃厚な黒色が特徴的となっています。

成分の違い

酢と言えば健康や美容に大きな効果があると言われていますが、酢によって成分が異なるのです。
まずもろみ酢はクエン酸が豊富に含まれています。

クエン酸は疲労回復効果や脂肪燃焼効果も期待できる事で大きなダイエット効果が期待出来る成分といえるでしょう。
またクエン酸はコラーゲンの生成に必要不可欠な成分となっており、美容効果にも優れた力を発揮します。

数多くの酢にはクエン酸が多く含まれているのですが、もろみ酢に含まれているクエン酸量は黒酢の数倍と言われています。
さらにアミノ酸やカリウム、ビタミン類も多く含まれており、健康維持に欠かす事ができない成分が豊富です。

黒酢には酢酸が豊富に含まれています。
酢酸と聞いても「すっぱいからクエン酸と同じ」と感じてしまいますよね。

クエン酸はクエン酸という成分であり、酢酸はクエン酸やリンゴ酸といった多くの酸が混合した成分を呼ぶのです。
特に黒酢はアミノさんが豊富に含まれています。

アミノ酸はタンパク質の形成に欠かせない成分です。
人の肌や髪の毛、骨と言った全ての細胞はタンパク質によって作られています。

しかしこのたんぱく質の形成にアミノ酸が欠かす事が出来ない成分です。
年齢を重ねるほど、細胞の形成は衰えてくるので、アミノ酸は生涯取り続けたい成分といえますね。

酢酸の大きな特徴は鼻を突くようなツーンとした香りです。
これは酢酸菌の発酵による事でこのような香になるのです。

酢酸にも疲労回復効果や美肌効果、さらには抗菌効果もあるのです。
しかしこの酢酸は体内に摂取されるとクエン酸に変化され吸収されるのです。

もろみ酢も黒酢も異なる面が多くあり「どっちが良いの?」なんて思ってしまいますよね。
もろみ酢が良く黒酢がダメという事は全くなく、どちらも健康面や美容面に大きな効果もたらしてくれるのです。
自分にとって摂取しやすい方を選んでみましょう。