泡盛から生まれたもろみ酢には、アルコールは入っている?そんな疑問を解決!

健康に良いと評判のもろみ酢ですが、その名前の通り元々泡盛を造る過程で生まれる「もろみ」を原料にした健康飲料です。

しかし、泡盛から生まれるということはアルコール分が多いイメージがあるかもしれませんね。ちなみに結論から先に言うと、もろみ酢には微量のアルコールが含まれていますが「お酒」ではありませんのでご安心ください。

ここではもろみ酢がどうやって造られるかをご覧いただきながら、アルコールとの関係性についてご紹介しています。

もろみ酢を飲んでみたいけれどお酒アレルギーがあるといった方などは、ぜひとも飲む前に予備知識として覚えておいてください。

もろみ酢は泡盛から作られている

泡盛から生まれたもろみ酢には、アルコールは入っている?そんな疑問を解決!

もろみ酢という言葉や商品を知っているという方はたくさんいると思いますが、どうやって作られているのか?主原料は何なのか?といった部分についてちゃんと理解している方は少ないかと思います。

もろみ酢は沖縄の地酒である泡盛を造る過程において、原料の米麹と黒麹菌が合わさることで生まれるもろみ粕を搾ったものです。

そのままでは味わいがきついという大半のメーカーにおいてハチミツなどの甘味料がプラスされています。

ちなみに原液のまま飲むのはちょっと辛いという方の場合は、水で少し薄めると飲みやすくなりますのでおすすめです。

もろみ酢にはアルコールが入っている?お酒アレルギーの方は飲めない?

泡盛のもろみ粕から摂れた液体が「もろみ酢」へと生成されていくわけですが、蒸留後のもろみ粕にはもちろんアルコールが含まれています。

このもろみ粕からアルコール分を取り除いたものがもろみ酢として取り扱われているわけですが、この生成過程があることによってもろみ酢からは泡盛のような強烈なアルコール分を感じることはありません。

ただし、もろみ酢にはおおよそ0.5%以下とされるアルコールが含まれています。

微量ではありますが、アルコールが入っているため、過度なアルコールアレルギーのある方は飲用をやめておいた方が無難だと言えますね。

しかし、「みりん」などの調味料などにも同じようなアルコール分というのは含まれていますので、普段生活をしていて食べる(摂取する)レベルのアルコールであれば大丈夫という方なら問題なく飲めるかと思います。

もろみ酢はお酒でもお酢でもなく「清涼飲料水」である

もろみ酢というのは本来であれば「食酢」と呼ばれる部類に入るのですが、主成分においての酢酸の量が一定以上含まれていないことから「清涼飲料水」に分類されています。

お酢という名前なのに清涼飲料水にカテゴライズされるというのはちょっと不思議な気もしますが、日本においての定義の中では通常の飲料用ドリンクとして扱われているわけでうすね。

こうしたことからも、「もろみ酢はお酒なのか?」という疑問に対してはっきりと「お酒ではない」という答えが分かります。

ちなみにもろみ酢の主成分は他のお酢と違って、酢酸ではなくクエン酸となっているので、ややまろやかな味わいが特徴的です。

そのため、鼻やノドにツンとした刺激臭が少なくて飲みやすいというのが人気の理由となっています。最近では飲みやすいように風味付けしてあるパイナップルもろみ酢も販売されています。

もろみ酢にはアルコールが微量程度含まれるがお酒ではない

ご覧いただいてきたように、もろみ酢には0.5%以下のアルコール分が微量程度含まれていますが、お酒として扱われているわけではないことが分かってもらえたかと思います。

アルコールにアレルギーがある方の場合、その程度によっても飲用が可能かどうか異なりますので、心配な方はお医者さんなどと相談してみてください。

ただ、「料理に使われる程度のアルコール分であれば平気」という方なら問題なく飲めるかと思われますのでご安心を。